最近よく聞く”モンテッソーリ教育”
どんな教育かご存知ですか?
モンテッソーリ教育とは?
モンテッソーリ教育は、
医師であり教育家であった
マリア・モンテッソーリ博士が
考案した教育法です

モンテッソーリ教育の目的
モンテッソーリ教育の目的は、
「自立していて、有能で、
責任感と他人への思いやりがあり、
生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」
モンテッソーリ教育の考え方
その基本的な考え方は
「子どもには生来、
自立・発達していこうとする力(自己教育力)
があり、その力が発揮されるためには
発達に見合った環境(物的環境・人的環境)
が必要である」というものです
「子どもには自分を育てる力が備わっている」
という「自己教育力」の存在が
モンテッソーリ教育の前提となっています
子どもは皆、自己教育力を備えています。
しかし、自分で取り組めるような
「整備された環境」や、
その環境に関わるための方法を知らなければ、
その力を存分に発揮させることはできません。
赤ちゃんは誰に教わるでもなく、
何かを掴んだり、
お座りしたり、
ハイハイしたあり、
歩いたり、
話したり、
さまざまなことが出来るようになります

大人が教え込んで
それらの発達を遂げさせるのではありません
つまり自立や発達の原動力は、
子供自身に内在しています
私たち大人にできること
大人がすべきことは、
何かを直接子どもに教え込むことではありません
子どもの発達がどのような形ですすんでいくかを
知り、子どもを観察し、環境を整えることです
子どものことを理解する
大人の役割を、大人の価値観で一方的に
教え込むことではなく、
「子どもを正しく理解」し、
「適切な環境を用意」し、
「子どもと環境を結び付けるように援助する」
こととしています。
子どもを正しく理解するためには
「大人と子どもは違う」ことを
まず認識することが大切であると考えました
大人と子どもは身体の形やバランスをはじめ、
行動の目的や価値観などにも大きな違いがあります
例えば「歩く」ということでも、
大人は目的地へ行くために歩きますが、
子どもは「歩く」ことそのものを目的としています
目的地に着くことは目指していません
大人はその違いを理解していないと、
子どもに無理な要求をしたり、
育つ力を妨害してしまったりします

また、子どもは自分の言いたいことを
充分に表現できません
だからこそ、
大人は子どもの行動をじっくりと観察し、
今その子に何が必要なのかを読み取り、
援助する方法を探らなければなりません
環境を整える
環境を構成する要素としては
「人的環境」と「物的環境」があります
物的環境が整えられても、
それとの関わり方が分からなければ、
子どもの自己教育力は充分に発揮されません
私達大人は人的環境として、
まずは子どもを全面的に受容しながら、
子どもの自己教育力が物的環境に注がれるように、
子どもと物的環境との橋渡しをする役割を
務める必要があります

モンテッソーリ教育では、
環境の中にある物の使い方を
子どもに分かりやすく示すことを
「提示」といいます
「提示」により、
子どもの中に
「やってみたい」「一人でできる」
といった気持ちが芽生えます

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