エネルギー代謝とは
代謝とは
食物を摂取することで得た栄養素は
消化酵素などの働きで分解されて、
消化・吸収される
吸収されなかった分は老廃物となり、
口から摂取されて24~72時間かけて
体外に排せつされる
この過程のことを代謝という

エネルギーは、
炭水化物(糖質)、たんぱく質、脂質から
生産され次の3種類がある
①熱エネルギー
体温を保つために使われる
②仕事エネルギー
運動などに活用される
③貯蔵エネルギー
熱エネルギーや仕事エネルギーとして
使われた残りのエネルギー
糖質や脂質として体内に蓄えられ、
体内でエネルギーが不足したときなど
に使われる
エネルギーを摂取したり消費したり
することを中心に代謝をとらえた場合を
エネルギー代謝という
熱エネルギーの量を表す単位には
カロリー(cal)が使われる
3大栄養素が燃焼することによって
生じるエネルギーはそれぞれ1g当たり
糖質で4kcal、
脂質で9kcal、
たんぱく質で4kcal
食事から摂取する食物のエネルギー量は
アトウォーター係数に食品に含まれる
栄養素の量をかけることで求められる

ただし食品ごとの吸収率が異なるため、
この計算で求めた数値は目安である
エネルギーの摂取と消費を
中心にとらえたのがエネルギー代謝である
エネルギー代謝量
(1)基礎代謝量
何もせずただ横になっている状態において
消費されるエネルギー量を基礎代謝量という
このような状態でも生命維持のために
最低限のエネルギーが消費される
①比較するものがまったく同じ条件の場合、
体の表面積に比例する
②同じ体重であれば筋肉量が多い人ほど多い
③女性より男性の方が高い
④高齢者より若い人の方が高い
⑤夏より冬の方が高い
⑥睡眠中は起床時よりも基礎代謝量が下がる
⑦平均的な基礎代謝量は、
20歳代男性が約1,300~1,600kcal
20歳代女性が約1,100~1,200kcal
(2)安静時代謝量
座った姿勢で休息している状態において
消費されるエネルギー量を安静時代謝量という
基礎代謝量に、座った姿勢を保持するための
緊張エネルギー量を加えたもの
(3)運動時代謝量
身体活動のためのエネルギー量を
安静時代謝量に加えたもの


(4)特異動的作用
食物を摂取したときにからだが温かく感じのは
細胞内の酸化が活発になるため
これを特異動的作用という
エネルギー代謝量は、基礎代謝量、
安静時代謝量、運動時代謝量に区別される
気になるワード
古くなったものが少しずつ
新しいものに入れ替わっていく
という意味がある
物質が酸素と結びつく酸化という
科学反応のうち本来は炎などが出る場合をいう
体内では炎は出ないが、
「栄養素の燃焼」「脂肪を燃やす」
などと表現する
食品に含まれる栄養素が燃焼するときに
発生する1g当たりのエネルギー量を
アトウォーター係数という
日本ではカロリーが広く使われているが、
国際的にはジュール(J)という単位が
使われている 1kcalは約4.2J

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