食生活アドバイザー勉強ノートNo,33

勉強・実践・準備中リスト

食と生活を結ぶ法律

  

食品安全基本

食品安全基本法は、食品の安全性確保に関する

施策を総合的に推進するための法律である

食品の安全性の確保に関する基本理念および

施策に策定に関する基本方針を定めるとともに

国や地方公共団体、食品関連業者の責務、

消費者の役割などについて規定している

  

【食品安全基本法の基本理念】

国民の健康の保護が最も重要であるという

 基本的認識を持つ

・農林水産物の生産から食品の販売に至る

 各段階において安全性確保のための

 適切な措置を講じる

・国際的動向や国民の意見に配慮しつつ、

 科学的知見に基づいた措置を講じる

  

またこの法律に基づいて食品安全委員会

内閣府に設置されている

食品や添加物、農薬などが健康に与える影響を

科学的に評価するための機関である

厚生労働省や農林水産省などが食品に関する

規格を定めるときはこの委員会の意見を

聞かなければならない

  

食品安全基本法は食品の安全性確保に関する

施策の推進を目的とする法律である

  

  

食生活に関する法律

(1)JAS法

正式名称は『農林物資の規格化等に関する法律

飲食料品や農林物資が一定の品質または

特別な生産方法で作られていることを保証する

JAS規格制度を定めており、この規格を制定し

普及させることによって品質の改善、

生産の合理化、取引の単純公正化などを図る

JAS規格の検査に合格した製品にだけ

JASマークをつけることが認められる

  

(2)食品衛生法

食品の安全性確保のために公衆衛生の見地から

必要な規制を行うことにより

飲食によって起こる危害の発生を防止する法律

国民の健康の保護を目的としており、

食品・添加物・容器包装などの規格基準の

策定のほか、規格基準に適合しない食品等の

製造販売等の禁止、知事による飲食店などの

営業許可、農薬等の残留規制の強化など、

広く食品と関係する事項を対象としている

  

なお、食中毒予防などの見地から、

販売用の食品および添加物の表示に関する

基準も定めていたが、食品表示法の施行により

食品表示に関する規定は食品表示法に移管された

  

(3)健康増進法

国民の健康増進の総合的な推進に関し

基本的な事項を定め、栄養改善などの

健康増進措置を講じることによって、

国民保健の向上を図ることを目的とする法律である

  

病者、妊産婦、乳幼児等の特別の用途に

適する旨の表示をしようとする場合は、

健康増進法に基づく国の許可が必要である

特別用途食品特定保健用食品がこれに該当する

また受動喫煙の防止についても定めており、

百貨店や飲食店など多数の人が利用する

施設の管理者は受動喫煙を防ぐ措置を講じるよう

努めなければならないとしている

  

なお、健康増進法で栄養成分表示についても

定めていたが、食品表示法に移管された

  

特定保健用食品

体の生理学的機能などに影響を与える

保健機能成分を含む食品で、

『血圧を正常に保つことを助けます』

『おなかの調子を整えます』といった

表現が認められているもの

『トクホ』とも呼ばれている

  

(4)食品表示法

JAS法、食品衛生法、健康増進法に定められていた

食品の表示に関する規定を統合し、

食品表示に関する包括的かつ一元的な制度を

創設するものとして策定された法律である

2015年4月1日に施行された

  

(5)景品表示法

正式名称『不当景品類及び不当表示防止法

広告や容器に書かれている商品説明などが

実際よりも優れているような表示になっていたり、

過大な景品をつけて販売したりする行為を

禁止することによって消費者の利益を

保護することを目的とした法律である

  

また景品表示法は事業者等が

内閣総理大臣および公正取引委員会の認定を受けて

表示や景品類に関する自主的なルールを

定めることを認めている

このような業界ルールを公正競争規約という

  

JAS法、食品衛生法、健康増進法、食品表示法

などには食生活に関する規定が置かれている

  

  

HACCP

HACCP(ハサップ)とは、アメリカのNASAで

開発された食品衛生管理のシステムである

高度な安全性を要求される宇宙食開発の中から

考え出された工程管理手法に加えて

その記録を重視するという考え方が

現在のHACCPシステムの基本となっている

  

従来、食品の安全性の確認はおもに最終製品の

サンプル検査によって行われてきた

これに対し、HACCPは原料の入荷から製造、

出荷に至るまで全ての工程においてあらかじめ

危害を予測しその危害を防ぐための重要管理点を

特定し、そこを継続的に監視して、

異常が認められたらすぐに対策をとって解決する

このシステムにより、危険か食品の出荷を

未然に防ぐ確率が高くなる

  

日本では、このHACCPの概念を取り入れた

総合衛生管理製造過程によって食品を

製造・加工しようとする者に対し、承認を与える

制度が食品衛生法によって定めるられている

HACCPはあらかじめ危害を予測し、

重要管理点を特定し監視する衛生管理システム

  

  

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