食生活アドバイザー勉強ノートNo,32

勉強・実践・準備中リスト

世界の中の日本経済

  

日本の食料自給率

食料の消費が国内の生産でどの程度

まかなえているかを示す指標食料自給率という

日本の食料自給率は低下し、

現在カロリーベースでは約6割を

海外に依存している

食料自給率には3種類の計算方法がある

  

重量ベース自給率

食料の重さを用いて計算する

品目別の食料自給率を表すのに用いる

  

カロリーベース総合食料自給率

食料に含まれるカロリーを用いて計算した自給率

1965年度:73%→2016年度:38%に低下

  

生産額ベース食料自給率

野菜などの価格を用いて計算する

1965年度:86%→2017年度:65%

  

カロリーベースと生産額ベースは

食料全体における自給率(総合食料自給率)を

表すのに用いられる

食料自給率(総合食料自給率)は、

長期的に低下傾向で推移してきたが、

カロリーベースでは、

近年は約40%程度で横ばい傾向で推移し、

生産額ベースでは減少傾向で推移している

  

食料自給率には、重量ベース、カロリーベース、

生産額ベースの3つの計算方法がある

  

  

貿易と国際収支

国と国との取引(輸出・輸入)貿易という

日本の国土は狭く、資源に乏しいため、

輸入なくして国民生活を維持することはできない

輸入するにはその代金を支払うための外資が必要

  

基本的に日本の貿易は、原料を輸入して

工業製品を輸出するスタイル(加工貿易)である

しかし、近年は日本企業が海外に工場をつくり、

そこで生産した製品を日本で販売する逆輸入が増加

  

また商社やスーパーなどが日本人の好みにあった

製品を外国に作らせてそれを輸入する開発輸入

国内では手に入りにくい商品を

個人がインターネットなどを利用して購入する

個人輸入も盛んに行われている

  

国の一定期間における対外経済取引を

体系的に記録したものが国際収支統計である

経常収支資本収支の2つの項目がある

経常収支

財やサービスの取引による収支

  • 貿易収支…財の取引を計上するもの
  • サービス収支…サービスの取引を計上するもの

  

資本収支

海外への投資や海外からの借り入れなどによる

資本の流出・流入を表す収支

日本から海外への投資が多いと資本収支は

赤字になる

  

国際収支は経常収支と資本収支に分かれ、

経常収支には貿易収支とサービス収支が含まれる

  

  

為替相場と円高・円安

海外旅行にいくときは日本円を外貨と交換する

また商品を輸入している業者は、

輸入代金を支払うために外貨を必要とする

そのため代金をドルで支払う場合には

円を売ってドルを買う

逆に商品を輸出した会社がドルで代金を

受け取った場合はそのドルを売って円と交換する

  

このように通貨と通貨の交換(売買)を行う

市場のこと外国為替市場という

また通貨を交換するときの交換比率

為替相場または為替レートという

為替相場は市場における

外国為替の需要と供給の関係によって日々変化する

  

1ドル=200円のときは、

1ドルの商品を買うのに200円必要である

ところが、1ドル=100になると

同じ商品が100円で買える

つまり、円の値打ちが上がっている

これを円高という

  

円高になると輸入品が安く買えるため、

海外旅行者は得をし、

輸入産業はコストが下がるので利益が増える

輸出産業は例えば1万ドルの車を売った場合、

1ドル=200円のときは200万の売上になるのに

1ドル=100円のときは100万の売上にしかならず

利益が減ってしまう

  

一方、円安のときはこれと逆のことが起こる

つまり、輸入業者にとっては輸入代金が

高くなるため利益が減ってしまうが、

輸出業者は売上が上昇するため利益が増える

  

円高、円安ともにメリットとデメリットがあるが、

どちらも急激にすると国内経済に混乱を招くので

為替相場は安定していることが望ましいといえる

  

円高になると輸入産業は利益を増やすが、

輸出産業は利益を減らす

  

  

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