栄養と栄養素
栄養と栄養素
栄養
体外から必要な物質を摂り入れて、
からだの成長や活動に役立たせる働き
栄養素
栄養のために体外が摂り入れる物質
栄養素は一般に食物から摂取します
栄養素には、
炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質、
ビタミン、ミネラルの5種類があります
消化器官
①口
唾液には炭水化物を糖に分解する
アミラーゼという消化酵素が含まれています
咀嚼(噛み砕くこと)された食物は
胃や腸でのぜん動運動によって
細かくされます
②胃
胃液には塩酸が含まれていて、
食物中の細菌を殺すとともに
消化を助けます
③小腸
食物は小腸の消化酵素によって
ほぼ完全消化され、
ほとんどの栄養素が小腸で吸収されます

吸収率
栄養素を豊富に含んだ食物を
食べたからといって、
その全てが体内に吸収されるわけでは
ありません
栄養素の吸収率は
食物の種類によって異なります
鉄の吸収率
肉や魚など動物性食品に含まれる
ヘム鉄の吸収率は15~25%であり、
野菜や穀物などに含まれる
非ヘム鉄の吸収率は2~5%しかありません
非ヘム鉄は動物性たんぱく質やビタミンCと
いっしょに摂ると吸収率が上がります
カルシウムの吸収率
牛乳や乳製品で約50%、
小魚で約30%、青菜で約18%です
年齢によって吸収率は異なり、
高齢になるほど下がります
気になるワード
『3大栄養素』
炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質
『5大栄養素』
炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質、
ビタミン、ミネラル
『消化』
口から取り入れた食物を
体内に吸収しやすいように分解すること
歯で噛み砕く機械的消化作用や、
消化酵素で分解する化学的消化作用がある
消化吸収にかかる時間
食物は体内で消化吸収され、
24~72時間程度で排便される
『吸収率』
栄養素が体内に吸収される率
吸収率は他の食物との食べ合わせや
調理方法、食べる人の年齢、健康状態
などによって変わる
勉強メモ
栄養は『働き(状態)』、栄養素は『物質』
食物を消化するのは、
栄養素を吸収しやすくするため
栄養素の吸収率は
食物の種類によって異なる

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