食生活アドバイザー勉強ノートNo,25

勉強・実践・準備中リスト

食の安全を考える

  

遺伝子組み換え食品

遺伝子組み換えとは、

ある生物の役に立つ遺伝子を取り出し、

それを他の生物へ導入することにより、

改良しようとする生物に新しい性質を持たせる技術

  

現在では除草剤の影響を受けにくい性質

害虫に強い性質などを導入した農産物が

実用化されており、

これによって農薬の使用量を減らしたり

農薬散布の労力やコストを削減したり

出来るようになっている

  

一方、遺伝子組み換え農産物を一般の田畑で

栽培したり飼料として利用したりするためには、

栽培や流通の前に生態系に影響を及ぼすおそれが

ないことや食品や飼料として利用する場合の

安全性を確認しておかなければならない

  

このため、

遺伝子組み換え農産物を食品として利用する場合

国の安全性審査を受けることが義務付けられている

また、大豆やとうもろこしなど8種類の

遺伝子組み換え農産物とその加工品には、

遺伝子組み換えに関する表示が義務付けられている

  

除草剤の影響を受けにくい性質や、

害虫に強い性質を導入した農産物が実用化

  

  

ダイオキシン類

人体の外に存在していて、

口や鼻、皮膚などから侵入し、

体内の正常なホルモンに影響を与える物質

環境ホルモンという

 

代表的な環境ホルモンとしてダイオキシン類がある

ダイオキシン類は生ゴミを焼却する際に

大気中に排出される

その後さまざまな粒子に付着して地上に到達し、

植物、土壌、水などを汚染する

 

蓄積したダイオキシン類が

水中のプランクトンや魚介類に取り込まれた後、

私たちがそれを摂取し体内に蓄積されていく

と考えられている

ダイオキシン類は脂肪に溶けやすい性質を持ち、

魚介類や動物の脂肪に蓄積される

  

ダイオキシン類は大気中に排出され、拡散し、

植物、土壌や水などを汚染する

  

  

残留農薬

使用された農薬は時間が経つとともに分解され、

風や雨にも流されるが、

収穫までに全てがなくなる訳ではない

こうして農作物に残った農薬残留農薬という

  

残留農薬が人の健康に害を及ぼすことがないよう、

生産者には農薬ごとの使用量など

決められた使い方が義務付けられている

また食品中に残留する農薬の量の限度

(残留農薬基準値)が定められ、

この基準値を越える食品は販売が禁止されている

  

2006年(平成18年)には

農薬のポジティブリスト制度が始まった

以前は残留してはならない農薬だけ

基準値を定めてリスト化していたので、

基準値の定められていない農薬が

食品から見つかっても

その食品の流通を規制することが出来ず、

食の安全を確保するうえで大きな課題となっていた

  

そこでポジティブリスト制度では、

原則的に全ての農薬に基準値を定めた

現在では基準値を超えて

残留している農薬が見つかったときは

その食品の流通を禁止することが出来る

  

ダイオキシン類は大気中に排出され、拡散し、

植物、土壌や水などを汚染する

  

  

食品添加物

現在、日本で使用が認められている

食品添加物は次のように分類される

指定添加物

国が安全性と有効性を確認して指定した添加物

化学的合成品および天然物

  

既存添加物

長年使用されていた実績があるものとして

国が認めた天然添加物

  

天然香料

バニラ香料、かに香料など動植物からとった天然物

  

一般飲食物添加物

果汁や寒天のように通常は食品として

食べられるものを添加物として使用するもの

  

食品添加物には、

生涯毎日摂取し続けても健康に問題なく、

安全とされた摂取量が示されている

これをADIといい、1日当たりの平均値を

体重1kg当たりで割って求める

  

また原料には含まれているものの、

最終的に加工された食品では微量になり、

効果を発揮しない食品添加物

キャリーオーバーといい、

ケーキの原料のバターに含まれている

酸化防止剤などが当てはまる

せんべいの味つけに使われた醤油に

ごく微量に保存料が含まれていて、

せんべいの保存には保存料としての効果を

発揮しない場合もキャリーオーバーになる

  

食品添加物には食品の保存性を高めたり、

風味や外観をよくしたりする目的がある

  

  

BSE(牛海綿状脳症)

BSE牛海綿状脳症の略称

牛の脳の組織がスポンジ状になり、

麻痺を起こしたり立てなくなったりする

中枢神経系の病気である

原因は十分に解明されていないが、

プリオンという通常の細胞たんぱく質が

異常化したものが原因と考えられている

日本では国産牛について、

肉骨粉をえさとして与えないことや、

特定危険部分を除去し焼却することを

義務付けられている

また屠畜場において48ヶ月を越えた牛を

対象としたBSE検査を行っている

  

BSEの発生数が激減した現在も、

特定危険部分の除去などの対策が継続

  

  

新型インフルエンザ

これまで人間には感染しないとされていた感染症が

人間に感染した例が報告されるようになった

高病原性鳥インフルエンザA(H5N1)および

A(H1N1)がその例として挙げられる

鳥インフルエンザが

人から人へ感染する可能性もあり、

感染発症が起きた場合には

死亡率が高くなるとされている

また豚インフルエンザA(H1N1)は

すでに2009年に人から人に感染して流行した

その際、多くの感染者や死亡者が報告された

  

鳥インフルエンザも豚インフルエンザも

人への感染被害がかくにされている

  

  

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