加工食品の種類
加工の方法
複数の食品を混合して
1つの食品にしたものでは、
同じ種類のものを混合した同種混合と
異なる種類のものを混合した異種混合がある
同種混合は加工食品ではなく、
生鮮食品として扱われる
加工食品には、混合したもの、
味つけしたもの、加熱したものがある
加工例
農産物
乾燥…干し椎茸、切り干し大根など
ゆで…ゆで卵、ゆで大豆、ゆでた山菜など
蒸し…蒸したとうもろこしなど
異種混合…複数の野菜が入ったサラダ
水産物
乾燥…干物、煮干し、乾燥した海藻など
塩蔵…塩蔵わかめ、塩鮭、塩さば、塩辛など
味つけ…甘塩鮭、味噌漬け、西京漬けなど
焼き…かば焼き、焼き魚など
蒸しゆで…ゆで卵、ゆでがになど
フライ用…アジフライ、エビフライなど
異種混合…種類の違う魚を盛り合わせた刺身
畜産物
味つけ…焼き肉用、ハンバーグ種など
加熱調理…ローストビーフ、焼き豚など
蒸しゆで…ゆで卵、ゆでがになど
フライ用…とんかつ、メンチカツなど
異種混合…合挽き肉など
農産物、水産物、畜産物、
それぞれ多様な加工方法がある
いろいろな食品の加工
(1)穀類の加工品
①米の加工品
うるち米…新粉、上新粉、ビーフンなど
もち米…白玉粉、道明寺粉、餅、あられなど
②小麦の加工品
小麦の胚乳部分を粉にしたものが小麦粉
含まれるグルテンの量で3種類に分けられる
薄力粉…ケーキ、クッキーなど
中力粉…うどん、中華麺など
強力粉…パン、パスタなど
(2)大豆の加工品

(3)果実飲料
果汁を搾ってそのままのストレートと
搾った果汁を一度濃縮してから薄める
濃縮還元とがある
果汁10%以上100%未満のものを
「果汁入り飲料」とよぶ
(4)茶、アルコール飲料
製法による茶の分類
発酵茶 茶葉を完全に発酵させる
紅茶、プーアル茶など
半発酵茶 茶葉の発酵を途中でやめる
ウーロン茶など
不発酵茶 茶葉を蒸して乾燥させる
緑茶(抹茶、玉露、煎茶など)
製法によるアルコール飲料の分類
醸造酒 原料を酵母などで発酵させる
ビール、ワイン、清酒など
蒸留酒 醸造酒をさらに蒸留する
焼酎、泡盛、ウイスキーなど
混成酒 上記2つに香味などを加える
梅酒、リキュール類など
(5)牛乳・乳製品
牛乳・乳製品の分類
牛乳 搾ったままの乳を100%使用し
成分を調整しないで殺菌したもの
無脂肪、低脂肪にしたものなどは
成分調整牛乳という
乳製品 生乳や牛乳を原料として製造
粉乳、クリーム、バター、チーズ
ヨーグルト、練乳など
乳飲料 コーヒーや果汁などを使って
牛乳や乳製品に風味をつけたもの
乳酸菌飲料 生乳、牛乳、乳製品に
乳酸菌あるいは酵母を加えて
発酵させたものを使用した飲料
(6)炭酸飲料
天然水に炭酸ガスを加えたり、
天然の鉱泉水に砂糖やブドウ糖の糖液、
香料、着色料、炭酸ガスを加えたもの
(ソーダ、コーラなど)
(7)アルカロイド飲料
成分としてカフェイン、テオブロミンなどの
アルカロイドを含んだものをいう
アルカロイドには薬理作用がある
(緑茶、紅茶、コーヒー、ココアなど)
(8)インスタント食品
加熱、加温、冷却したり、熱湯を加えるだけで
すぐに食べることができる食品
(ラーメン、スープ、コーヒーなど)
(9)水産練り製品
魚肉に塩を加えてすりつぶし、
成型したあと加熱し凝固させたもの
(かまぼこ、ちくわ、さつま揚げなど)
(10)ソーセージ
肉や内臓をすりつぶして豚の腸などに
つめて燻製にしたもの
燻製にすることで長期保存ができる
(11)油脂類
油脂類の加工品として、
マーガリン、バターなどがある
茶とアルコール飲料は
どちらも製法の違いによって3種類に分けられる
茶やコーヒーなどに含まれる有機化合物
大脳を興奮させる働きがあり、
大量に摂取すると麻痺などの症状が
起こることもある

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