食事のマナー
基本的な食事マナー
食事のマナーは国や地域によっても異なる
形式的なマナーも大切だが、
一緒に食事する人に不快感を与えず、
楽しい時間を過ごすのも重要なマナーと言える
日本料理のマナー
ご飯、汁物、おかずが一度に出された場合、
まずは箸先を潤す意味で、
汁物、ご飯、おかずの順に食べるのが一般的
そのあとは同じものばかり食べ続けず、
交互に食べるようにする
飯碗や汁椀は必ず手に持って食べる
ふたがある場合、
飯碗は左側、汁椀は右側に上向きにして置く
食べ終わったら箸やふたをもとに戻す
【箸使いのタブー】
迷い箸
どれを食べようかと迷いながら
箸をうろつかせること
探り箸
器の中の料理を箸でかき混ぜて
中身を探ること
そら箸
いったん箸をつけながら
結局食べずに箸を引いてしまうこと
移り箸
箸をつけた料理を食べないで
他の器に移ること
刺し箸
料理を箸で突き刺して食べること
ねぶり箸
箸先をなめること
かき箸
器の縁に口をつけ
料理やごはんを箸で口の中にかき込むこと
持ち箸
箸を片手で持ったまま
その手で他の食器を持つこと
ふたり箸
2人がそれぞれの箸で
同じ1つのものをはさむこと
寄せ箸
箸を使って器を
自分のほうに引き寄せること
逆さ箸
大皿で盛られた料理を自分の取り皿に
取るとき自分の箸の持つ側で取ること
込み箸
口に入れた食べ物を
箸で口の中に押し込むこと
せせり箸
箸先をつま楊枝代わりに使って
歯に詰まった食べ物を取ろうとすること
たたき箸
箸先で器をたたくこと
振り箸
箸先を茶や汁物につけて振り回し
周囲を汚すこと
もぎ箸
ごはん粒がついた箸先を口にくわえ
ごはん粒をとること
横箸
2本の箸を合わせてスプーンのようにして
料理をすくって食べること
お互いに食事の場を楽しめるような
気遣いも重要なマナー
西洋料理のマナー
【食卓に着く時】
・椅子の左側から着席・退席する(右方上位)
・テーブルに肘をつかない
・バッグは背中と背もたれの間に置く
・ナプキンは料理が運ばれてくる直前に
二つ折りにして膝の上に置く
・同席者の話には耳を傾け
会話を楽しみながら食事する
・食べる速さを同席者に合わせる
【食べる時】
・テーブルセッティングされた
ナイフとフォークは外側から順に使う
・ナイフなど床に落としても自分で拾わず
係の人に合図して交換してもらう
・ナイフで突き刺して食べない
・皿はテーブルに置いたままにして
音をたてないように食べる
・スープ用のスプーンは手前から向こうへすくう
【飲む時】
・ワインなどを注いでもらう時は
グラスを持たない
・食前酒はお代わりしない
・酒をこぼした時は係の人に静かに合図する
・ワインは自分でつがず係の人についでもらう
テーブルマナーとは周りに不快感を与えずに
楽しく食事をするためのルール
中国料理のマナー
円卓を囲んで大皿に盛られた料理を
取り分けながら和やかに食事する
料理は最上席の人から回転テーブルを
時計回りに回して1人ずつ取り分けていき
全員に料理が行きわたったら食べ始める
大皿に残っている料理は
食べたい人が取ってとかまわない
ただし席を立って料理を取るのはマナー違反
取り皿は味が混ざらないように
料理ごとに取り替える
回転テーブルは時計回り
料理は必ず席に座ったまま取り分ける
テーブルの席次
(1)日本料理
基本的に床の間の前や入り口から遠い席が上座
この席に正客(主客)が座る
入り口に近い下座に主人(主催者)が座る

(2)西洋料理
基本的に入り口から遠い席が上座で主賓が座る
入り口に近い下座が主人の席になる
主賓の隣に主人の妻がホステス役として座り、
主賓夫人の横に主人がホスト役として座る

(3)中国料理
基本的についたてや入り口から遠い席が
上座で主客が座る
入り口から近く下座で主人が座る
中国料理では円卓と方卓があり、
8人掛けが正式の人数
円卓の中央にターンテーブルがあった場合
時計回りで回すのが原則

基本的な決まりはあるが、
部屋の状況やもてなしの主旨によって
変わる場合もある

こちらのテキストで勉強してます
応援よろしくお願いします
コメント