地域と料理
土産土法という考え方
現在では日本国内はもちろん、
外国からもいろいろ食材が手に入るようになった
しかし、農産物を全国の消費者に届けるには
均一な品質で大量に生産しなければならず、
そのため農薬や長距離輸送に耐えられるように
品質保持剤を使用したりするなど、
さまざまな問題が出てきている
そこで最近は、
地域で生産されたものをその地域で消費する
地産地消(域内消費)が推奨されている
「その土地で収穫されたものは、
その土地の方法で調理・保存したり
食べたりするのが一番望ましい」
とする昔ながらの土産土法という考え方がある
地産地消も土産土法も、
その土地で生産されたものを
その土地で食べるという点で共通している
郷土料理とは
その土地特有の自然条件や生活習慣の中で生まれ
受け継がれてきた料理を郷土料理という
①その土地の特産品を
その土地特有の方法で調理したもの
②調理方法は地域を問わない一般的なものだが
その土地特有の食材を使っているもの
③食材はその土地特有のものではないが、
調理方法がその土地特有であるもの
郷土料理とはその土地特有の生活習慣や
自然条件のもとで受け継がれてきた料理
旬を知る
季節ごとの旬の野菜や魚介類を知っておくことは
栄養面でも食文化を理解するうえに重要
旬の走り
- 食材が出始める頃
- 値段は高めだが季節の訪れを感じさせる
- 特に初物は縁起がいいとされてきた
旬の盛り
- 出回りの最盛期
- 値段が安い
- 食材本来の美味しさが最も味わえ栄養価が高い
旬の名残
- 最盛期を過ぎた時期
- 去り行く季節を惜しむような風情がある
代表的な旬の食材
春…たけのこ、わらび、アサリ、ニシン
夏…きゅうり、トマト、うなぎ、アジ
秋…まつたけ、しいたけ、サケ、サンマ
冬…白菜、大根、ねぎ、ブリ、フグ
「旬の走り」は出始めのころ
「旬の盛り」は最盛期
「旬の名残」は盛りを過ぎた時期

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