肥満とダイエット
肥満とその原因
体内に脂肪が過剰に増加した状態を肥満という
一般には標準体重よりも10%以上重くなると
軽い肥満とみられる
しかし、
筋肉の発達によって体重が重くなった場合は
肥満とはいわない
また、
痩せているようにみえても隠れ肥満の場合も
あるので体重や見た目だけで判断できない
肥満の原因は、
摂取エネルギーと消費エネルギーの関係にある
摂取エネルギー…食物から得られるエネルギー
消費エネルギー…活動するためのエネルギー

【肥満のタイプ】
・皮下脂肪型肥満
下腹部や太ももなどの皮下に脂肪が
蓄積するタイプの肥満
体型は洋ナシ型
・内臓脂肪型肥満
内臓の周りに脂肪が蓄積するタイプの肥満
体型はリンゴ型
肥満の原因は、摂取エネルギーが
消費エネルギーを上回ること
ダイエットの失敗例
ダイエット方法は色々ある
基本的には生活習慣を改善し、
(偏った食事、間食、運動不足など)
太りにくい体にしていくことを目標として行う
しかし、
適切な方法で行わなければ
一時的に体重が減ってもすぐに増えてしまう、
体重が減少しにくくなる、
体重が逆に増えてしまう
などという状態がみられるようになる
これをリバウンドという
【誤ったダイエット例】
①食事を抜く
(必要以上に食事を減らす)
↓
②元気がなくなり体を動かさなくなる
↓
③筋肉が落ち基礎代謝量も減る
↓
④脂肪より筋肉の方が重いので
一時的に体重が減る
↓
⑤安心して以前のように食べると
体は飢餓状態を感じているため
栄養素を脂肪にして蓄えようとする
↓
⑥基礎代謝量が減ったため
脂肪が燃えにくい体質になる
↓
⑦脂肪が増えてリバウンド
また①に戻る
この繰り返しは筋肉が減り、
脂肪がどんどん増えていくという
痩せにくく太りやすい状態で
リバウンドが起きる原因
また過度な運動や極端な食事制限、
偏ったサプリメントの使用などによって
体調不良になることもあるので
注意が必要である
食事制限だけに頼るダイエットは
筋肉を減らし脂肪を増やす結果になる
ダイエットの鉄則
肥満を解消するには
摂取エネルギーを減らし、
消費エネルギーを増やす、
これがダイエットの鉄則
急激な減量を目指すのではなく、
時間をかけて少しずつ
摂取エネルギーを減らし、
消費エネルギーを増やすことを目標にする
体を動かすことで筋肉量が増えれば、
基礎代謝量が上昇して、
運動していないときでも
消費エネルギーが増え、
痩せるサイクルが出来上がる
【正しいダイエット】
摂取エネルギーを減らす
- ゆっくりよく噛んで食べる
- 間食と夕食の大食いをやめる
- 油脂類を控えめにする
消費エネルギーを増やす
- 日常生活で体を動かすことを心がける
- 1日20分以上運動する
生活習慣の改善とダイエットをとらえ、
常に生活を意識する必要がある
なるべく筋肉を使うように心がけて
健康的に太りにくい体づくりを目指そう
ダイエットの鉄則は摂取エネルギーの減少と
消費エネルギーの増加を同時に行うこと
気になるワード
体内に蓄えられた脂肪を体脂肪といい、
皮下脂肪、内臓脂肪、血中脂肪の3種類ある
体重は正常で見た目にも太って見えないが
体重に対して占める脂肪の割合が高い状態
内臓脂肪型肥満に加えて、
高血糖、血圧高値、血清脂肪異常症のうち
いずれか2つ以上あわせ持った状態
生活習慣の改善によって
予防・改善できると言われている
極端なダイエットから
拒食症に派生する場合がある
むちゃ食いやおう吐など
異常な食行動を繰り返し、
拒食症から過食症へ移行することが多い

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