休養
休養の重要性
「休養」という言葉を分解すると、
心と体を休ませ明日へのエネルギーを養う
という意味になる
これまで日本では、
休養とは疲れた時に体を休める程度の捉え方で
「健康づくりのための休養」という考え方は
重要視されていなかった
現代のようなストレスが多い時代には、
ストレスが病気の原因になることもあるため
心と体に休養を与えることが
健康づくりに役立つといえる
心と体を休ませることが健康づくりに役立つ
消極的休養と積極的休養
栄養、運動、休養は健康になるための3大要素
休養には、
疲労回復のために「休む」という側面と
明日への活力を「養う」という側面がある
休養には消極的休養と積極的休養の2種類ある
一定の消極的休養をとって体を休めたら、
積極的休養をとってリフレッシュするなど、
2つの休養のバランスを考えて、
効果的に休養をとること、
規則正しい生活を送ることが大切
①消極的休養
休養の基本であり、
睡眠やただ何もせずゴロゴロするなど
身体活動を伴わない安静な状態での休養
②積極的休養
ストレッチングをしたり、
リクリエーションに参加したりするなど
積極的に身体活動を行う休養
普段の仕事などとは異なる活動を
行うことで疲労回復を図る
肉体的な疲労を加え、
精神的なストレスなどが
疲労の大きな要因となっている現代社会では
消極的休養だけではリフレッシュが
難しいといわれている
そのため、積極的休養という考え方が
重視されるようになった
睡眠は消極的休養であり、
レクリエーションなどは積極的休養である
レクリエーション
レクリエーションは、
自由な時間(余暇)に自主的に行われる活動で
個人にとって価値があり、
仲間や社会にとって意味のある活動
- 余暇に行われる活動
- 生存に必須ではない活動
- 自主的に行われる活動(強制されない)
- 価値や意味のある活動
- 楽しい活動
レクリエーションは、
疲労回復や心身の健康づくりに役立つばかりか
生活の質の向上に直接結びつく
レクリエーションとは、
余暇に行われる主体的で楽しい活動
ストレスの解消
(1)ストレスチェック
過重労働や社会環境などからストレスを受け
それがさまざまな病気を発症するきっかけと
なることが問題視されている
ある程度のストレスは、
人間が生きていくうえで必要とされているが
過度のストレスは
心身のバランスを維持している自律神経に
悪影響を与えるとされている
労働者のストレスに対応するため、
2015年から「労働安全衛生法」に基づいて
労働者が50人以上の事業所においては、
全ての労働者に対して、
毎年1回ストレスチェックを実施することが
義務づけられている
ストレスチェックテストは、
自分自身で評価票に記入して
ストレスの状態を把握する
ストレスを溜めないように対処したり、
医師からアドバイスをもらう、
仕事を軽減するなど、
メンタルヘルスの不調の予防策を講じる
(2)ストレスの対処法
疲労には精神的疲労と肉体的疲労があり、
それぞれに対処の仕方が異なる
①精神的疲労
精神的疲労には、体操、ウォーキング、
ジョギングなどの身体活動を伴った活動を
中心に行うことが効果的
仲の良い友達などと
コミュニケーションをとりながら行うと有効
また音楽や美術鑑賞も疲労回復に効果的
②肉体的疲労
肉体的疲労には、体をゆっくり休めるため
睡眠を十分にとることが必要
入浴、リラクゼーション、ストレッチング、
マッサージ、ジョギング、ウォーキングなどを
行うことが効果的
精神的疲労と肉体的疲労とでは、
対処の仕方が異なる

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