機能性成分~紫外線防止~
機能性成分~紫外線防止~
太陽光に含まれる紫外線が肌にもたらす
さまざまなダメージを防ぐための
紫外線を遮る効果が多い成分である
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤がある
紫外線吸収剤
紫外線を吸収し、熱など弱いエネルギーに
変えて放出する性質を持った成分である
紫外線を吸収すると聞くと、特殊な成分で、
肌に悪そうなイメージがあるが、
光を吸収する性質を持った成分というのは、
実は珍しいものではない
赤いリンゴを用いて説明する
太陽や蛍光灯の光は、
本当はさまざまな色が混ざっているが、
全体的には白色に見える
リンゴの皮には、緑や青、紫など、
赤以外の色の光を吸収する成分が含まれており、
リンゴに太陽や蛍光灯の光が当たると、
吸収されなかった赤色の光だけが反射して、
赤く見える
このように私たちの身のまわりには、
赤色の光や黄色の光、青色の光、紫色の光など、
特定の光を吸収する成分が無数に存在しており、
そうした成分のおかげでさまざまな色が
見えている、ということである
紫外線散乱剤
紫外線が肌に浸透しないよう、
物理的に遮る壁になる成分を紫外線散乱剤という
肌の上に紫外線を反射・散乱させるベールを
まとうようなイメージである
代表的な紫外線散乱剤としては、
酸化チタンや酸化亜鉛がある
しかし、いずれも白色の粉体で
皮脂を吸着しやすく、肌がカサついたり、
白浮きしやすいといった点がある
そのため、これらを配合する化粧品には
白浮きを軽減するために、酸化チタンや
酸化亜鉛を微粒子化するなど、
さまざまな工夫がされている
酸化チタンや酸化亜鉛は、
目に見える光の波長よりサイズを小さくして、
肌に光があたった際に反射される光の量を減らし、
白っぽく見えにくくする
目に見える光の波長よりサイズが小さくなっても、
紫外線の波長は短いため、
紫外線とぶつかって反射・散乱することができる

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